ウェビングテープは、それまで椅子の中に隠れていた構造材からデザイナー達が意匠として表現した事をきっかけにモダンデザインの象徴的な素材になりました。軽くて機能的である事から様々な製品に採用され、ウェビングテープの幅や素材も多くの種類が存在します。
写真のアルテック社のウェビングテープを使った椅子は1930年代から現在まで途切れることなく生産されていて、テープの張り替えでコンディションを戻して使われています。

オランダのテキスタイル＆カラーデザイナーであるヘラ・ヨンゲリウスとアルテック社が共同でそれまでのリネンウェビングテープのカラーを刷新。100％リネン素材であるウェビングテープはウェビングテープにプレストレッチを掛ける事で剛性と耐久性を高めています。リネン素材の独特の光沢とヘリンボーンの織柄のコンビネーションがテープの表情に深みを加えています。
弊社ではナチュラル/ホワイトのコンビネーションか、ブラック/ブラックのコンビネーションのリネンテープを国内在庫して張り替えを行っております。

アルテック社のNo.43シェーズロングでウェビングテープは34m程使用します。

掃除機やブラシで折り目に詰まった埃を日常的に取り除きます。直射日光が当たる場所での使用はテープの褪色を促し、特定の箇所に強い摩擦をかけることや、濡れた状態で生地を伸縮させることはウェビングテープの劣化に繋がってしまいます。