CH23チェアの ペーパーコード張り替えです。
CH23は、ハンス.J.ウェグナーが、カール・ハンセン＆サン社に向けて最初にデザインした椅子のうちの一つです。
正面と後ろのみ釘を使用し、側面は座枠と貫にペーパーコードを巻き付けながら編みます。最小限の釘しか使わず、かつデザインのポイントになるユニークな手法です。
これは、ウェグナーがCH23をデザインした当時にカール・ハンセン＆サン社の工場に勤務していたトーセンと言う籐張り職人がウェグナーと共に考えたと言われています。
近年復刻されましたが、オリジナルは1970年中頃まで制作されていたようです。弊社では1950年代から70年代のものまで様々な時期に制作された製品を張り替えた実績があります。

座枠の側面とその下に通った貫に2本のペーパーコードを巻き付けながら座面を編み込んでいきます。